令和4年度基本方針

はじめに

 令和3年度も、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、地方大会から国体など大きな大会までが中止になり、私たちの活動に影響を及ぼしました。
 このような中、1年延期になった東京2020オリンピック・パラリンピックと北京2022冬季オリンピック・パラリンピックが開催され、本市ゆかりの選手や日本代表選手が活躍し、あらためて大きな感動と夢を伝えてくれました。
 また一方では、不可解なジャッジやドーピングの問題などもあり、スポーツの光と影の部分も垣間見られたオリンピックでした。
 これからのスポーツ界は、法令遵守、パワハラや差別などインテグリティ(高潔性・健全性)の確保に向けて学んでいかなければ、世の流れについていけなくなる時代になります。
 コロナと共存し、スポーツの力で平和で明るく、笑顔の溢れる世界を作っていければと思います。

 令和4年度から、新潟市からの補助金の内、事業費分がカットされ、基本財産を取り崩して事業を展開していかなければならなくなりました。事業を先細りさせないためにも、安定した財源を確保するという大きな課題を背負うことになり、いよいよ本協会も「自立」に向け、大きく舵を切る時が来たと言えます。
 本協会を取り巻く環境が大きく変わる中、次期将来構想を見据えた土台の年といたします。

基本方針

(1)市民スポーツ活動の普及・振興

  1. 子どものスポーツ離れを防ぐ。スポーツ体験フェスタの拡充。
  2. 一過性の事業でなく、継続的な事業に取り組む。
    ・新潟シティマラソンの関連事業
    ・市民向けの講座、講習会
  3. 当協会のロゴ・マスコットを作成し、啓発活動に活用する。

(2)競技水準の向上

  1. 現状の強化内容を見直し、中長期的なビジョンを持ったものにする。
  2. 指導者の育成。スポーツ・インテグリティを確保するため、技術指導だけではなく、差別や暴力・ハラスメント等を学ぶ機会を提供する。
  3. 練習環境、施設の整備を市に要望する。

(3)組織・財政基盤の確立 

  1. 基本財産に頼らない財源の確保
    ・収益事業の拡充
    ・受託事業の拡充
  2. 施設の指定管理参入検討
  3. 第2期「将来構想」の策定

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